【本日の1品】宮崎の郷土料理、「冷や汁」はいかがですか? - ミルーム

2024/01/24

クッキング

料理

【本日の1品】宮崎の郷土料理、「冷や汁」はいかがですか?

目次

健康や節約のために欠かせないおうちごはん。

美味しいごはんは心も体も満たしてくれます。


でも毎日作っていると、献立がマンネリ化してしまうことも。そんなあなたの食卓を彩る新しい一品をご紹介します。


本日紹介するのは、発酵食の一皿です!


 日本人の体に合う発酵食


「発酵食」とは、発酵させた食品を食事に取り入れること。


発酵食品は、栄養価が高かったり、腸内環境を改善する効果や、長期保存が可能になったり様々な効果があります。


A215 content we


身近なものでは、味噌や醤油、漬物など。

実は、日本全国にはたくさんの個性豊かな発酵食品があるんです。


味噌だけでも全国各地、様々な種類のものが。

各地の郷土料理には発酵食品が使われているものも多いんです。


A215 content wfwr


昔から日本人の健康を支えてきた発酵食品たち。


本日は、味噌を使う宮崎の郷土料理「冷や汁」をご紹介します。


A215 content wpppl


材料(2人前)

・煮干し 20グラム(頭をとる前の状態)

・白ごま 大さじ1と1/2

・味噌  大さじ2

・梅肉  1つ

・昆布水 250ml

・きゅうり 1本

・ミョウガ 2本

・青じそ  5枚

・米 1合

・氷 適量


1.煮干しの頭とはらわたをとる


A215 content wbu


まず、苦味の成分になる頭とはらわたを取り除いておきます。


煮干しは出汁の成分に。サバ缶やツナでも代用できるんだそう。とっておきの日にはアジの干物を使うことも。


自由にアレンジしてみても楽しそうです。


2.煮干しと白ごまを空炒りする


A215 content wlo


フライパンで煮干しと白ごまを炒っていきます。

こうすると、香ばしさが増して美味しくなるんだとか。


フライパンが温まってから1~2分、焦げないように炒めていきます。


3.味噌と炒った煮干しと白ごまをすり鉢でする


A215 content wpp


フライパンで炒めたものたちをすり鉢へ。


まずは煮干しとごまだけで擦っていきます。味噌を入れると擦りにくいごまを中心に。


ごまが大分擦られたら、味噌を入れて一緒にすり鉢で擦っていきます。


A215 content woo


最初は少し難しいけれど、煮干しを小さく砕きながら、滑らかに。味噌のようなペースト状にします。


この煮干しと胡麻が入った味噌は2週間くらい持つんだそう。まとめて作って冷や汁の素として保管しても良さそうです。


お好みで梅肉を入れて混ぜると、さっぱりして美味しいですよ。


A215 content wu


4.味噌を炙る


A215 content wy


アルミホイルにすり鉢の味噌を乗せて、魚焼きグリルで味噌を炙っていきます。


本場の人はすり鉢をひっくり返して直火で炙るのだとか。この工程が味噌汁とは異なる味へ変える重要なもの。


オーブントースターでも大丈夫。焼き色がつくまでしっかりと焼いていきます。焦げやすいので気をつけてくださいね。


 5.野菜を切る


A215 content wtt


味噌を炙っている間に、野菜を切っておきます。


きゅうりは冷や汁には欠かせない野菜。薬味は多ければ多いほど美味しいんです。


きゅうりとみょうがは小口切り、青じそは丸めて千切りにしていきます。


A215 content wff


A215 content wc


野菜を切っている間も、味噌が焦げていないかチェックを忘れずに。


6.炙った味噌と昆布水を混ぜる


A215 content wa


焼き色がついた味噌をすり鉢に戻して、昆布水を加えていきます。


混ざりにくいので、最初は少量で馴染ませてから残りを混ぜていきます。


出汁をとった昆布はぜひ味噌汁などに再利用してみてください。


7.冷蔵庫で冷やす


A215 content wq


冷や汁はしっかりと冷やすのがポイント。

ラップをかけて30分冷蔵庫に入れておきます。


30分後、しっかりと冷えたら野菜を入れて。

氷も追加するとキンキンに冷えて美味しいですよ。


全体が冷えるようによく混ぜます。


A215 content ws


熱々のご飯にかけて、完成!


キンキンに冷えた冷や汁を、熱々のご飯にかけたら完成です。


ほかほかのご飯と出汁の効いた汁の組み合わせが美味しい。あまり食欲がないときでもさっぱりと食べれそうです。


A215 content whtntt


宮崎県の郷土料理「冷や汁」。

さっぱりしたいお昼などに、ぜひ作ってみてください。


真野遥先生の「発酵食から学ぶ 郷土料理講座」では、発酵食品を使った郷土料理のレシピを学ぶことができますよ。


ぜひ新しいレパートリーに加えてみてくださいね。


発酵食から学ぶ 郷土料理講座 真野 遥先生