上品な甘さにやみつき♪和三盆を使った絶品スイーツ5選

高級砂糖、和三盆って何者? 


 
舌に触れた途端にふわりと溶けて、優しく上品な甘さが口いっぱいに広がる和三盆。
 
私たちが普段口にしているグラニュー糖や上白糖とは異なり、やや黄色がかった細かな粒子で、黒砂糖をまろやかにしたような独特な甘みと、優しい口どけが特徴です。
 
近年では伝統的な和菓子だけに留まらず、ケーキやクッキーといった洋菓子との相性の良さにも注目が集まる和三盆。
 
まずはその人気の秘密を探っていきましょう♪
 

和三盆の歴史

View this post on Instagram

@napplenappleがシェアした投稿


今から遡ること300年以上も昔、時は江戸時代。
 
この頃、日本で砂糖といえば、南洋諸島で栽培されるサトウキビから作られた黒砂糖が一般的でした。
 
転機が訪れたのは徳川吉宗の治世。1716年から開始された享保の改革において、全国にサトウキビの栽培が奨励されます。
 
これに呼応したのが、現在の香川県を領有していた高松藩。
 
目的は特産物創生と財源確保でしたが、その後現在の徳島県と淡路島にあたる徳島藩でもサトウキビが育てられるように。
 
精糖の方法が不明の中、両藩は他国の秘伝扱いになっている情報をひたすら収集しました。
 
やがてほぼ同時期に精糖方法が確立され、和三盆は両藩の特産品として諸国に売り出され、全国の和菓子や郷土菓子の発展に大いに貢献したのだとか。
 
現在では、徳島県産の和三盆を阿波和三盆糖、香川県産の和三盆を讃岐和三盆と呼び区別しています。

和三盆の特徴と名称


和三盆の原料となる竹糖という種類のサトウキビは、四国に古くから存在する在来種です。
 
イネ科シネンセ種に属し、細黍(ほそきび)とも呼ばれます。
 
収穫期で背丈は2メートルほど、大人の人差し指ほどの太さですが、生でかじっても甘い汁を味わうことが出来るとか。
 
和三盆の特徴は、何と言っても上品な甘みとなめらかな口どけです。
 
雑味もほとんどなく、黒糖のようにまろやかで、口に入れるとほろりと溶けていきます。
 
また、和三盆はその名称で二つのものを指していることをご存知でしょうか?そのまま砂糖の種類を指すこともあれば、和三盆を固めて作ったお菓子を指すことも。
 
和三盆と聞くと、可愛らしい形をした色とりどりの干菓子を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。

和三盆を使った絶品スイーツ5選

和三盆の歴史と美味しさの秘密を紐解いたところで、実際に販売されている和三盆を使用したスイーツをご紹介します。
 
伝統の和菓子から、和三盆の新たな可能性が秘められた洋菓子まで、きっとトライしてみたいスイーツが見つかるはず♪

とらや「京の山」


創業はなんと室町時代。京都が誇る老舗和菓子店とらやでは、和三盆の魅力をシンプルに楽しむことのできる干菓子が販売されています。
 
昭和13年に初出した干菓子「京の山」は、桜と紅葉に彩られる京都の山を表現した、紅白の彩りが美しい干菓子。
 
こちらは、京都地区限定の商品。実際に京都に足を運んで、四季を通して様々な表情を見せてくれる山々を眺めながら、その豊かな風味を味わってみてはいかがでしょう。

ばいこう堂「ねこづくし」


香川県のばいこう堂は、自社で精糖する和三盆を和三宝と名付けています。伝統的な干菓子から焼き菓子まで、幅広い商品開発に取り組んでいる老舗の和菓子屋。
 
四季折々の草花や伝統行事のモチーフが多い干菓子ですが、こちらの「ねこづくし」は、その名の通りすべてが猫に関するモチーフになっています。
 
愛嬌たっぷりな表情の猫や可愛らしいポーズをとった猫、鈴や肉球など猫に関連するデザインの干菓子まで、猫好きにはたまらないスイーツがずらり。

菓匠鈴屋将経「和三盆糖どら焼き」


もともとトータルパッケージを手掛けていた会社が、古き良き京都の味を今に伝えようと立ち上げたのが、菓匠鈴屋将経。
 
パッケージデザインの秀逸さもさることながら、熟練の職人の手で作り出される和菓子の味にも定評があります。
 
「和三盆糖どら焼き」も、職人の腕とセンスが光る逸品。
 
もち米が使用されたしっとりした生地と、和三盆糖で仕上げたきめ細やかな粒あんが織りなす和のハーモニーに、思わずとりこになってしまうかも? 

きなこーや「和三盆ぷりん」


熊本県にある素材にこだわりぬいたお菓子を追及する、きなこーやの「和三盆ぷりん」。
 
和三盆ならではの上品な甘みが特徴で、特製のみたらしだれが味に深みと調和をもたらしてくれます。
 
お取り寄せも可能なので、おもたせやお中元などのギフトにも最適。
 
優しく甘すぎない風味で、男性や小さなお子さんにも喜ばれること間違いなしのプリンですよ♪

成城石井「和三盆ポルボローネ」


よりお手軽に和三盆スイーツを楽しみたい方におすすめしたいのが、成城石井の「和三盆ポルボローネ」。
 
ポルボローネとは、ほろほろとした口当たりが特徴のスペインのお菓子。昔はアンダルシア地方で主にクリスマスから新年の時に食べられていた特別なお菓子なのです。
 
そのスペインのクッキーと日本の和三盆が、10,779kmもの距離を越えてまさかのコラボレーション!
 
たっぷりのバターとフランス産小麦で焼き上げた口当たりのいい生地に、まろやかで繊細な甘さの和三盆。
 
ほのかに香るアーモンドの風味がアクセントになり、コーヒーや紅茶はもちろん日本茶とも相性抜群です。

和三盆スイーツを楽しもう! 


江戸時代に大和撫子の心を掴んで離さなかった和三盆。
 
その優しく上品な甘みは、忙しない日常で凝り固まってしまった心も身体も解きほぐしてくれるはず。
 
いつも頑張っているご自身や大切な方に、特別感のある和三盆スイーツのご褒美はいかがでしょう?