【意外と知らない!】ペンや万年筆、ガラスペンなど筆記具の歴史

筆記具の歴史って、どうやって始まったの?

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私たちが普段何気なく手に取り、使用している筆記具。
 
現在ではただメモを取るため、メッセージを残すためだけでなく、カリグラフィーなど趣味の道具として活躍することも増えてきましたよね。
 
そんな筆記具は一体、どのようにして誕生し、どのように発展していったのでしょうか?
 
今回はそんな疑問にお応えするべく、ペンや万年筆、ガラスペンなど、筆記具の歴史についてご紹介していきます。
 

ペンの歴史

 

サインペンの歴史


 
始めに、サインペンの歴史についてご紹介します。
 
現在利用されるサインペンの原点は、ペン先がフェルトのため太い文字しか書けない「マジックインキ」と言われるものでした。
 
この点を改善し出来たものが、ペン先をアクリル繊維に変えた「ぺんてるペン」。
 
そして1963年には、油性ペンキから水性ペンキに変えて裏移りを防止した「ぺんてるサインペン」が誕生。
 
サインペンはその後人気が爆発、そしてその普及に伴って一般名詞化していきました。現在でも多数の筆記具メーカーから発売されている、息の長い大ヒット商品となったのです。
 

ボールペンの歴史

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続いては、ボールペンの歴史です。
 
1884年にアメリカで開発されたボールペンはインクもれがひどく、あまり普及しませんでした。
 
そして1943年、当時新聞の校正係だったハンガリー人のラディスラオ・ピロが現在のボールペン原理を発明。
 
それは、ボールペンに粘度の高いインクを入れて、先端のボールの回転でインクを引き出すというものでした。
 
戦後来日したアメリカ人によって日本にも広まったものの、人気は続かず。
 
しかしその後、1949年に国内メーカーから鉛筆型のボールペンが発売されたことをきっかけにブームが再燃し、その人気は現在まで続くことになったのです。
 

万年筆の歴史

 

万年筆の起源と日本への普及

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次に、万年筆の歴史についてご紹介していきます。
 
意外と知られていませんが、万年筆の起源は遡ること1000年以上前だといわれてます。
 
万年筆の始まりは、西暦953年、エジプトのファーティマ朝カリフであるムイッズが衣服と手を汚さないペンを欲したこと。
 
その原型は19世紀以降から劇的な進化を遂げて、現在の形に変わっていきました。
 
日本への流通が始まったのは1883年。横浜のバンダイン商会が万年筆の輸入を開始し、東京では日本橋の丸善などで販売。
 
その翌年、アメリカでルイス・エドソン・ウォーターマンが新たに現在の形の万年筆を開発し、1895年には、このウォーターマン社の万年筆を、丸善が日本で初めて輸入販売を始めました。
 

世界各国での万年筆メーカーの誕生とその後の日本

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ウォーターマン社以降、20世紀になると万年筆市場は劇的な発展を遂げていきます。
 
1905年には、現在では知らない人はいないほど有名な万年筆メーカー「モンブラン」が誕生。
 
1919年には、イタリアのイザイア・レヴィがトリノで万年筆工房のアウロラ社、1925年にはアルマンド・シモンによりオマス万年筆、1929年にはドイツのペリカン社と、万年筆や万年筆メーカーが続々と誕生。
 
日本でも万年筆の需要は高まり、1911年には坂田久五郎が坂田製作所(現・セーラー万年筆)を創業し、万年筆の製造を開始。
 
1916年には並木良輔が純国産の金ペンを完成させ、2年後に並木製作所(現・パイロットコーポレーション)、1924年に中屋製作所(現・プラチナ萬年筆)と、現在でも広く愛されるメーカーが次々に創業されました。
 
戦前の1940年には世界における万年筆生産量の半数以上を日本が生産するように。そして、手紙やはがき、公文書などを書く際の一般的な筆記具として普及し、親しまれていきました。
 
戦時中は奢侈品等製造販売制限規則により高級万年筆の製作は中止されたものの、戦後から改善・改良が重ねられ、現在も高級筆記具として愛用され続けているのです。
 

ガラスペンの歴史

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美しい外観に魅了されるファンが多いガラスペン。
 
ヨーロッパの中世から普及している「つけペン」の一種で、ペンの穂先の溝にインクを溜めて使用するものです。
 
ガラスペンの特徴として、書き味のなめらかさ、インクの持ちの良さが挙げられます。
 
そんなガラスペンは、その欧風な見た目からヨーロッパ発祥のものに思われがちですが、実は1905年に風鈴職人の佐々木定次郎氏によって日本で誕生。
 
するとまたたく間にイタリア、ドイツ、フランスといった世界各国に広まっていきました。
 
現在でも万年筆同様、カリグラフィーやレタリングなど、趣味の道具として使われることも多い、人気の途絶えない筆記具です♪
 

改めて歴史を理解し、筆記具に親しもう!

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今回は、ペンや万年筆、ガラスペンなど筆記具の歴史についてご紹介してきました。
 
メモを取るため、手紙を書くため、はたまたギフトとして大切な方に贈るため。
 
用途は様々ですが、ぜひこの機会に起源や発展について正しく理解し、これからも筆記具に親しんでくださいね♪