ほっと一息♪お香の種類や魅力

お香で心身ともにリラックス


疲れ切った心を癒すお香。
 
アロマと比べ、和風のお香には奥ゆかしい雰囲気がありますね。
 
心安らぐお香を就寝前などに焚けば、副交感神経系を優位に働かせることができます。
 
不安感が解消され入眠しやすくなるので、寝つきの悪い方にもおすすめ。
 
今回は、そんなお香の種類について、調べてみました。
 

直接火をつけるタイプ


直接火をつけるタイプは、即効性が魅力。
 
火をつけるとすぐに、香りが部屋中にたちこめます。
 
燃焼が終わると、時間が経つにつれて香りは減っていき、1日から数日で消失します。
 

線香


線香は、香りを出す材料を細かくして練り合わせ、細い棒状や渦巻き状に成型したもの。
 
もともとは白檀(びゃくだん)、丁子(ちょうじ)、杉の葉といった日本古来からの香料が用いられていました。
 
日本では、邪気を払い仏前を清めるとされ、古くから先祖供養に用いられてきましたが、現代ではリラックス効果がより重視され、香りの種類も豊富に。
 
また、住居の気密性が高くなっていることから、煙の量を加減した線香に人気が集まっています。
 

練り香(ねりこう)


練り香(ねりこう)は、粉末にした香木や天然香原料を蜜・梅肉などで練って固形状にしたもの。
 
これは古代エジプト時代から行われているお香の最も古い作り方で、ギリシア、中近東からインド、中国を経て、日本には仏教の伝来とともに伝わったと言われています。
 
平安時代には貴族の間で流行し、「薫物(たきもの)」と呼ばれて重宝されました。
 

焼香


「焼香」の辞書上の意味は、「葬儀や法要の際に香を焚く行為」ですが、焼香に使われるお香そのものも「焼香」と呼ばれることがあります。
 
焼香は、刻んだ香木や香原料を調合したもの。
 
灰の上に炭を置き、炭の上にのせて焚きます。
 

抹香


抹香とは、粉末状のお香です。
 
焼香と同じく供香として仏前で焚くほか、長時間焚き続ける時香盤(じこうばん)にも使われます。
 
香料には主に、悪霊を払う力があると言われるシキミ(樒)が用いられています。
 

常温で香るタイプ

続いては、火を使わず室温で香るように調合されたお香。
 
安全性が高いので、お子さまのいるご家庭でも気軽に利用することができます。
 
香りは火をつけるものに比べて弱く、ほのかな香りを楽しむのに向いています。
 

文香(ふみこう)

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文香(ふみこう)は、手紙に同封したり、手帳に挟むなどして使うお香のこと。
 
現代では廃れてきてはいるものの、手紙にお香を入れるのは、古い日本の歴史に根ざした素敵な文化です。
 
文香が生まれたのは平安時代のこと。
 
紙に香りをたきしめることは、平安時代の貴族たちにとってとても重要でした。
 
当時の男女の付き合いはまず、男性が姫君に和歌を送ることから始まったからです。
 
紙の種類、手紙に添える折り枝(梅や藤など様々)の趣味、文字の筋、和歌の腕前、そして紙にたきしめられた薫物の香りまで、すべてにおいてセンスが問われました。

 

匂い袋


匂い袋は、天然香料を細かく刻み、袋に詰めたもの。
 
香料にはじゃ香や白檀(びゃくだん)が用いられています。
 
江戸時代は、袋に錦(にしき)などの高級織物を使った匂い袋を衣服の中に入れることが、女性の身だしなみとされていました。
 
和服の文化が廃れるとともに匂い袋を利用する人も減っていきましたが、現代でも引き出しやクローゼットに入れて楽しんでいる方もいますよ。
 

間接的に熱を加えるタイプ


炭をうずめた香炉で炊くタイプのお香もあります。
 
直接火をつけるよりも柔らかな香りを楽しむことができます。
 
少し手間をかけて、ゆったりとした時間を楽しむお香です。

香木(こうぼく)


香木(こうぼく)は、白壇などの心地よい芳香を持つ木材のこと。
 
これを薄く削り、香炉に入れて使用します。
 
火をつけた炭で香炉に入れた灰を温め、その灰の上にお香を乗せて間接的に温めます。
 

印香(いんこう)


印香(いんこう)は、粉末状にした香木・香原料を、型に押し固めたもの。
 
香りは香木系の落ち着いたものから、香水のように華やかなものまで様々です。
 
季節感を表現するもみじや桜などの形に型抜きされ、見た目も可愛いのが特徴。
 
使用方法は香木(こうぼく)と同じように灰でいぶすのが基本ですが、直接火をつけるタイプのものも出回っています。
 

日本ならではの香りを楽しもう


お香は、日本古来からの香料を使っているので日本人にとって自然に感じられる香りで、なじみやすいのが魅力。
 
お香というと「煙が出る」「火を使う」とというイメージが強いかもしれませんが、煙が出ることなく火を使わないお香も存在します。
 
現代では火を使うタイプのものでも煙が少ないよう工夫された商品に人気が集まっていますが、反対に、線香のようにゆらゆら立ちのぼる煙を眺めるのが好きな方もいます。
 
煙を眺めていたい方、香りだけを楽しみたい方、場所や気分で使い分けたい方。
 
ぜひいろいろなお香を試して、ご自身のお気に入りのお香を見つけてくださいね。