「ネイルアートは『空気感』から」市川理世先生(ネイルアーティスト)インタビュー

Riyo先生のギャラクシーアート

Riyo先生の大人気レッスン『ギャラクシーネイル』

 
MIROOM MAGインタビュー企画第2弾は、ネイルアーティストの市川理世(Riyo)先生です。
 
繊細かつ緻密な先生のネイルにはファンが多く、海外でも注目されていますが、そんな素敵なネイルの創作アイデアがどこからくるのか、教えていただきました。
 
ご活躍されているRiyo先生にもあった下積み時代の話とあわせてご覧ください。
 

Riyo先生のプロフィール画像
ネイルアーティスト
市川理世(いちかわ・りよ)


日本ネイリスト協会認定講師
リーフジェルプレミアムエデュケーター

 
控えめながら人の目をひく繊細なデザインを、手の込んだ芸術作品としてではなく、日々のサロンワークという限られた時間の中でお客さまに施術する技術力が注目を集める。

 
サロンワークとともに昨年からスタートしたセミナーでは、さっそくシンガポールからオファーをうけ2日間開催。中東やニューヨーク、日本各地からもオファーが舞い込んでいる。
 
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ものづくりが好きだった学生時代

 
ネイリストになられて10年近くと伺いました。やはり幼い頃からネイリスト志望だったんでしょうか?
 
いえ、ネイリストになることを決めたのは高校3年生のころでした。ただ、小さい頃からビーズやパズルで何か作ることが好きでした。
 
なかでも絵をたくさん描いていましたね。小学生、中学生と「これからもずっと絵を描きたいな」と思っていました。
 
父が造形教室の講師だったので、わたしも毎週何か作ってばかりいました。その影響もあってか中学3年生のときから専門学生志望でした。
 

Riyo先生の人気レッスン『アンティークローズ』。
緻密なデザインは幼少期からの経験から。

 
お父さまもクリエイターだったのですか。英才教育ですね(笑)。ネイルに興味を持ったきっかけは?
 
小さい頃に母親の爪磨きを使ったとき感動したのが原体験かな。人並みにですが、爪が綺麗になることに驚きと喜びを感じたことははっきり覚えています。
 
それからずっとネイルも興味があって。小学校高学年から雑誌のネイルアート特集を読んで、マニキュアを見よう見まねで使っていました。
 
その中でネイルを選んだのは?
 
美術系かネイリストか悩んで、ネイリストを選びました。絵を描くことも大好きでしたが、指先を綺麗にすることって素敵だなって。大阪の進学校だったので、先生からは反対されましたが(笑)
 
そうなんですね。専門学校生活はどうでしたか?
 
楽しむ暇もなかったです(笑)。早く働きたいと思っていたので1年間の専門学校に行きましたが、入学してすぐ就職活動が始まってしまい。
 
周りの2年生はネイル検定を持ってますから、やる気を見せてがんばるしかない。美容院と併設しているサロンに無事内定をいただきましたが、夏休みはなかったです(笑)。
 
ストイックといいますか、猛スピードですね(笑)。どれくらいの期間そちらで働いていたのですか?
 
Riyo先生の写真
 
4年半くらいかな。そのあとスカルプの専門店で勉強させてもらって、最初の職場の先輩にスカウトしていただいて。先輩と一緒にサロンの経営を学びました。
 
Riyo先生のキャリア志向があってのことですが、順風満帆なネイリスト人生を歩んでらっしゃたのですね
 
いえいえそれが(笑)。先輩が一時おやすみになっていた頃と自分にお客さまが増えはじめた頃が重なってしまい。彼女のお客さまも担当になったので目が回るくらい忙しかったです(笑)。
 
それにそれまでも本当に大変でした。専門学生時代に賞を取らせていただいたりと、正直腕に自信があったのですが、社会人になってからは自分の仕事のできなさに泣いてばかりでした。帰りの電車で泣いてしまったり。最初の2,3ヶ月は本当に大変でした。
 
そうでしたか、どの仕事も下積み時代は過酷なものですね。
 
Riyo先生の素材
 

ネイルアートを生み出すのは、「実際に感じた空気、経験から」

 
Riyo先生のネイルのデザインはどのように思いついているんでしょうか?
 
アウトプットとは、全て自分の経験や見たもの、感じたものから落としこまれるものだと思っています。
 
絵であったり、ファッション、インテリアであったり。ホテルや旅館の空間作りを参考にすることも多いですね。「このクッションとソファを合わすのか」とか「このロビーにこのお花を展示するのか」とか。
 
セミナーの講師としてシンガポールにお呼ばれした際は国全体の雰囲気も参考になりましたね。周りに植えられている草木一つ取っても日本と全く違いますし。
 
インプットを大切になさっているのが伝わります。サロンではどのようなリクエストが多いのですか?
 
ネイルの画像を見せていただくこともありますが、全く関係ない画像を見せていただいて「これをイメージしたネイルを」とリクエストいただくこともあります。
 
この間は「ドバイの街並のようにしてください」とリクエストしていただいて(笑)。
 

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確かにRiyo先生のInstagramを拝見していると、サロンワークの中で楽しんで創作されているのが伝わってきます。
 
その場で高速で考えてデザインに落とし込むのは大変ですが楽しいです。
 

ネイリストが楽しんで働くことができるように

 
今でも十分ご活躍中の先生ですが、今後はどんなチャレンジをしていきたいですか?
 
ネイリストの地位をあげたいな、と思っています。ネイリスト含め、美容業界は本当に過酷です。ボーナスもなく従業時間も長い。駆け出しの頃は辛くて辞めたくなることもたくさんありました。
 
今私と一緒に働いてくれているスタッフの子に、ネイリストって楽しいなって思っていただけるよう自分のサロンの環境を整えていきたいと思っています。
 
私は大阪で育ったのですが、母親の実家が島で。
 
島に住んで何の情報にも触れられなかったら今の私には慣れてなかったと思うので、オンラインでネイルを学べる環境をより作っていきたいなと。
 
セミナーと比べると圧倒的に手頃れですし、忙しくてセミナーに行けない方にも提供したい。海外の方にも参考にしていただけますし、みんなでネイル業界を盛り上げられればな、と思ってます。
 
Riyo先生の笑顔の写真
 

MIROOM MAG編集部から

 
Riyo先生の緻密なデザインは幼少期からのものづくりへの探究心から。
 
辛い下積み生活の中でも明確な独立へのビジョンとサロンワークを楽しむ意識があれば、Riyo先生のようになることができるのかな、と思いました。
 
Riyo先生の繊細で可愛らしいレッスンはこちらからチェックしてみてくださいね。