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編みやすい道具・毛糸を選ぼう
編み物というと、2本の編み針を交差させて編むイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、実は編み針だけでもたくさんの種類があり、アイテムやサイズ、編み方によっては向き不向きがあるものも。
毛糸もデザインが映えるものとそうでないものがあるため、せっかく編んだ模様が見えづらくなってしまうこともあります。
「道具を間違えて思ったような仕上がりにならなかった…」ということのないように、今回は、押さえておきたい編み針や毛糸の種類・選び方をご紹介。
知っておきたい針の種類
かぎ針
かぎ針は、編み物初心者さんが挑戦しやすいかぎ針編みで使う編み棒です。
スリムな金属製のものが一般的ですが、握力が強い方や手が滑ってしまう方には、持ち手の部分がグリップになっているタイプがおすすめ。
太さは号数で表示されており、10/0号より太いものはmm表示となります。
長さも鉛筆くらいで持ち運びにも便利なので、編み物カフェなどに持っていくのも楽ちんですね。
棒針
ニット製品の多くに用いられているメリヤス編みを編むことができるのが棒針。
伸縮性が求められるアイテムの制作に向いており、あらゆる模様編みが可能です。
片方の端には網目が外れないようにするための玉が付いているものは2本1組で使うのが基本。
両端ともまっすぐで玉がないものは4本針、5本針と呼ばれ、平編みのほか、輪っか状に編む際にも使います。
輪針
輪針は、主に輪に編む時に使われますが、平編み用としても問題なく使うことができます。
袖口など小さな輪っか用のものから、身頃のように幅の広いもの専用のものまで、様々なサイズがあります。
棒針の扱いに慣れている方であれば、大きなサイズの輪針を小さな作品を編むのに用いてもOK。
アフガン針
アフガン針とは、かぎ針と棒針をミックスした編み棒で、双方の良いところを持ち合わせたハイブリッド針。
先端はかぎ状になっていますが、長さは棒針と同じ30㎝ほどのものが人気です。
片方の先端に玉がついているものと、両方の端がかぎ状のものの2種類あり、用途や編み手の好みによって使い分けられます。
縄編み針
こちらの縄編み針を使って編まれているのが、帽子やセーターでよく見るねじられた縄模様。
棒針を使う縄編みでは、いくつかの網目をとばして編むために、手前の網目を一時的に外さなくてはならない局面があります。
外した網目は縄編み針にかけておくことで、ほどけずに毛糸の輪をキープすることができるという、痒いところに手が届く便利グッズですよ。
毛糸の種類と特徴
ここからは毛糸の種類をご紹介。
お手持ちのニット製品はどの毛糸で編まれているのか、チェックしてみてもいいかもしれません。
ストレート
ストレートな毛糸は、模様がはっきり出やすく網目も見やすいことから、経験者・初心者問わず人気のベーシックタイプ。
先ほどご紹介した縄編みをはじめ、フィッシャーマンセーターでおなじみのアランやガンジーといった、線の陰影が美しい模様を編むのに向いています。
凹凸のないストレートな毛糸なら、ぽこっとした立体感を楽しむことができますよ。
スラブヤーン
不規則についた凸凹が何とも言えない風合いを生み出すスラブヤーンは、編み上げることでその素朴な味わいがあらわになる変わり種。
太めのものを使えば編み時間も短縮されるので、初心者さんもチャレンジしやすい毛糸です。
中には編み物用としてだけでなく、束ねて短くカットしたものを、ピアスやイヤリングのタッセル、フリンジとしても使う方も。
モールヤーン
続いては、モールヤーン。
艶のある繊維は毛足が短いため、毛糸玉の状態でもすでにテディベアのような肌触り。
光の当たり具合によって模様の表情が変わり、比較的編み目が分かりやすいのもポイントです。
とても柔らかい毛糸なので、膨らみを持たせるようなデザインよりも、くたっと感を出したいトップスやストールに向いています。
ファーヤーン
こちらは読んで字のごとくファーが付いた毛糸で、長い毛足はまるで長毛種の猫ちゃんのような手触り。
繊維をよく見ると、本物のファーのように毛先がランダムなものもあれば、毛先をまっすぐカットした束感のあるものなど、色々な種類があることに気が付きます。
ストレートタイプなどシンプルな毛糸と組み合わせて、飾り部分にファーヤーンを使えば冬物感たっぷりのアクセントに。
Tシャツヤーン
ここ数年で急速に認知度を上げ、今ではすっかり人気のハンドメイド素材となったTシャツヤーン。
最大の魅力は、その扱いやすさにあり。
綿など洗濯できる素材が多く、夏のアイテムとしても使えるため、身に着けるもの以外にもカゴやクッションカバーといったインテリアにも使われていますよ。
編み物の材料や道具はどこで買えるの?
今回ご紹介した道具、毛糸はほんの一部。
手芸店では編み針だけでなく、編み棒ケースやキャップ、ほつれ止め、目印リングなど、あるとより便利なグッズがたくさん取り揃えてあります。
毛糸もウール、カシミア、ポリエステルなどの素材によって強度、暖かさも随分と異なってきます。
手芸店で実際に手に取って選んでみるといいかもしれませんね。
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もちろん材料だけの購入もOK。専門店ならではの豊富な品ぞろえなので、目的のアイテムが簡単に見つかりますよ♪
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◆参考レシピ:
・編み物専門用語集/編み図の読み方
・編み始めの輪の作り方/糸の変え方/糸始末の仕方
・長編み/こま編み/くさり編み
ふさわしい道具や毛糸を選んで作品を作ろう
いかがでしたか?
秋冬はお家にこもって編み物をするのに最適な季節。材料と道具を揃えたら、さっそく手編みに挑戦してみましょう。
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