編み物はどうやって編み出されたのか?意外と長い編み物の歴史

「編み物」のイメージは、日本と海外で大違い!

ご主人のために編むセーターや、お子さんのために編む帽子…愛情をたっぷり込めたプレゼントの代表格といえば、やはり編み物。
 
何を作ろうか悩むのも楽しみの一つですね。
 
ちなみに、2月10日はニットの日。
 
ニットというと、日本ではセーターをイメージする人が多いと思いますが、英語で”knit”は「編み物をする」という動詞でもあり、「編み物全般」を指す名詞でもあります。
 


日本で編み物といえば、女性が男性やお子さんへのプレゼントに作るものというイメージが強いのではないでしょうか。
 
ところが、海外では逆に男性の仕事というイメージが強いのだとか。
 
その理由は編み物の歴史にあります。
 
意外と長い、編み物の歴史を紐解いてみましょう!

 

編み物の起源


ご存知の通り編み物とは、一本の糸から輪を作ることにより、様々な形状に加工していくことです。
 
編み物の起源は、はっきりとは分かっていませんが、石器時代にはすでに存在していたと考えられています。
 
もとは漁業用の網を作るためだった技術が発展していき、衣類を含めたあらゆる生活道具が作られていきました。
 

世界最古の編み物

世界最古の「伸縮性のある素材で作った編んで作った衣類」はシリアの古代遺跡のもの。
 
かぎ針で縫った帽子や靴下が発見されています。
 
また、古代エジプトの遺跡からは、手編みの靴下やセーターも発見されました。
 
こうして生まれた編み物は、アラビア商人やムーア人によって世界に広まっていったのです。
 

ヨーロッパの編み物の歴史


編み物ははじめ、羊毛生産の盛んなヨーロッパで広まりました。
 
気温が低いヨーロッパでは暖かい羊毛は必需品となっていたため、自然と編み物も広がっていったのですね。
 
編み棒や、編み機の発明によって発展していった編み物の歴史を見てみましょう。
 

中世の編み物


編み物がエジプトやシリアからヨーロッパに伝わったのは4~5世紀のこと。
 
11世紀から14世紀にかけて、2本棒針ができ、編み物はヨーロッパの文化として定着していきます。
 
14世紀以降は、中世の騎士や上流階級の人の間で、編み物で作った靴下や手袋が人気を博します。
 
中世後期にさしかかると、羊毛生産の拡大に伴って編み物だけのギルドも生まれました。


ギルドというのは、職人さんの組合で、ギルドの親方に認められなければ仕事を受注することはできませんでした。
 
基礎修行、海外修行合計6年の修行を経て、厳格なテストに合格した者だけに、編み物師としての資格が与えられていたのです。
 
ギルドの中には女性が仕事に加わることを明確に排除しているものもあり、編み物は男性の仕事となっていきました。
 

工業化の時代


編み機が発明されたのは1595年。
 
イギリスのウィリアム・リーが作った、足踏み式の靴下編み機が最初です。
 
機械化が進むにつれ、手編みは上流階級の人たちの楽しみとなり、産業としての手編みは廃れていくことに。
 
19世紀になるとクリミア戦争や第一次世界大戦が起こり、ニット製品の軍需が高まります。
 
戦争による需要に合わせ、生産コストも下がり、庶民のファッションとしても親しまれるようになりました。
 

日本の編み物


日本で編み物が知られるようになったのは、ヨーロッパよりずっとあと、明治時代のことです。
 
日本にはそもそも羊がいなかったうえ、伝統的に布地や衣類を編んで作る習慣もありませんでした。
 
一般に広まったのは、昭和になってからのことです。
 

編み物の渡来


日本に初めて編み物が持ち込まれたのは17世紀後半のこと。
 
当時はまだ「編み物」という言葉が存在せず、スペインやポルトガル語で「靴下」を意味する「メリヤス」と呼ばれていました。
 
明治2年、アメリカからメリノ種の羊を8頭買い入れたのがきっかけで、日本でも羊の飼育が始まり、このころ、女学校で編み物教育も始まりました。
 

女性が編み物で活躍


第一次世界大戦が始まり女性の社会進出が進むと、レディースファッション市場が賑わい、カーデガンやニットが大流行。
 
さらに、1954年、ミシンメーカー大手のブラザー工業が家庭用編み機を発売したことで、さらに市場は様変わりします。
 
当時は既製品の洋服は高価だったので、家庭用の編み機は日本全国に広まり、各家庭で女性がセーターなどを編むようになりました。
 
このようにして、手編みセーターが、衣料品の中で重要な位置を占めるようになったのです。
 

現在の編み物


高度経済成長を経て、日本でも手編みの重要度は下がり、既製品のほうが一般的になりました。
 
その後も工業用の編み機は進化を続け、現在では複雑な形状、模様に対応可能なコンピューター制御の編み機が一般的。
 
手編みは、ゆとりの時間を楽しむためのものへと変わりました。
 


お伝えしたように、海外では「編み物は男性の仕事」というイメージが根強く残っています。
 
一方日本では、主婦の家庭用編み機から編み物が流行したために、編み物をするのは女性というイメージが強いのですね。
 

編み物を楽しもう


編み物の歴史は古いですが、手編みは長い間、生活必需品を生み出すための「仕事」でした。
 
女性が「楽しむために」編み物にチャレンジすることができるようになってからは、まだ100年も経っていません。
 
ゆとりの時間を編み物に充てることができるというのは、とても贅沢で貴重な体験なのですね。
 
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