生菓子・半生菓子・干菓子って何?和菓子と洋菓子の分類もご紹介

お菓子の種類って?


 
数え切れないほど様々な種類のあるお菓子。
 
生菓子、半生菓子、干菓子など…「お菓子の種類を耳にしたことはあるけど、きちんと違いを説明できない」という方も多いのではないでしょうか?
 
お菓子の分類の仕方も様々なので、正確に分けることは難しいですが、今回はいくつかの分類に沿って、お菓子の種類を詳しくご紹介します。
 
お菓子についての知識を身につければ、奥深いお菓子の魅力に気付くことができるかも…!
 

和菓子と洋菓子の違いは?


 
お菓子の分類と聞いてまず思い浮かぶのは「和菓子」と「洋菓子」ですよね。
 
まずは、和菓子と洋菓子の違いについて見ていきましょう。
 

歴史的背景の違い


 
一般的に和菓子とは、平安時代に中国(唐)から入ってきたお菓子、安土桃山時代にヨーロッパなどから導入されたお菓子、明治時代以前に日本で生まれたお菓子のことを指します。
 
それに対して洋菓子とは、明治維新以降にヨーロッパから輸入され日本に普及されたお菓子のこと。
 
日本にいつ輸入されどのように普及したのか、歴史的背景の違いによって分類されているのです。
 

材料の違い

 
歴史的背景だけでなく、和菓子と洋菓子では材料にも違いが見られます。
 


 
和菓子作りに使用される主な材料は、小豆、餅粉、白玉粉。
 
主に小豆はあんことして、餅粉は求肥(ぎゅうひ)として使用されます。
 
中にはどらやきなど小麦粉を使うものや、淡雪など卵白を使うものもありますが、代表的な和菓子を思い浮かべてみると、大福やおはぎなど、餡子や求肥をベースにしたものが多いことが分かります。
 


 
対して、洋菓子の主な材料は、小麦粉、バター、卵、生クリーム。またトッピングには、コーヒーやチョコレート、フルーツが使用されるという特徴もあります。
 
洋菓子の定番ケーキやクッキーなどを考えてみても、これらの材料がふんだんに使われています。
 
まとめると、和菓子は小豆やお米などの穀物類、洋菓子はバターや生クリームなどの乳製品が主な材料。
 
その土地で取れやすい材料をベースに作られているというわけです。
 
また、あんこやお餅など、和菓子を作る際には「水」が多く使われることが多いですよね。これも和菓子の特徴の一つ。
 
それに対して、洋菓子では水を加えることは滅多になく、牛乳や溶かしたバターなどで水分を加えて作られるものがほとんどです。
 

作り方の違い


 
和菓子は蒸したり炊いたり、練り上げたりする作業が多く、洋菓子は材料を混ぜ合わせた生地を焼いて作るものが多いというのも大きな違い。
 
和菓子の中にも、どら焼きの生地など焼く作業が必要なものもありますが、あんこは小豆を炊いて練り上げたもの、求肥は餅粉を蒸して練り上げたものと、「蒸す・炊く・練る」が和菓子の鉄板。
 


 
一方、洋菓子の定番ともいえるケーキやクッキーは、卵や砂糖、小麦粉を混ぜた生地を型取って焼き上げて作ります。
 
和食も炊いたり蒸したりする料理が多く、洋食はオーブンを使ったものが多いため、それぞれの食文化がお菓子作りにも反映されているといえるでしょう。
 


 
また、和菓子は手作業が多く、洋菓子は道具を使った作業が多いというのも特徴の一つ。
 
和菓子は丸めたり包んだり、手先を使った細かい作業が必要ですが、洋菓子はミキサーで混ぜたり型を使ってオーブンで焼いたりと、様々な道具を駆使した作業が多いのです。
 
細かい作業が得意とされている日本人の特性が、和菓子にも活かされていることが分かりますね。
 
 

生菓子・半生・干菓子って何?


 
続いてご説明するのは、お菓子の商品表示などでよく見かける「生菓子・半生菓子・干菓子」の違い。
 
生菓子・半生菓子・干菓子は、お菓子に含まれる水分量と保存性によって分類されています。
 
それぞれの水分量は以下の通りです。
 
生菓子 水分量が30%以上
半生菓子 水分量が10〜30%以上
干菓子 水分量が10%以下

 
よく目にする「和生菓子」は、和菓子で水分量が30%以上(生菓子)のもの。洋生菓子や、和半生菓子なども同様の考え方です。
 
ちなみに水分量が低いものほど日持ちするため、賞味期限は干菓子が一番長くなります。
 
生菓子は賞味期限が当日〜2日ほどのものが多いので、早めにお召し上がりくださいね。
 

和菓子の例


 
それでは、主な和菓子の分類例を見てみましょう。
 
和生菓子…たい焼き、どら焼き、練切、きんつば、大福、団子など
和半生菓子…ほうずい、寒天ゼリー、もなか、石衣など
和干菓子…八ツ橋、和三盆、せんべい、甘納豆、金平糖など
 

洋菓子の例


 
続いて、主な洋菓子の分類例をご紹介します。
 
洋生菓子…ショートケーキ、タルト、パイ、ワッフル、プリンなど
洋半生菓子…スポンジケーキやタルト、バターケーキの一部
洋干菓子…キャラメル、クラッカー、ウエハース、ガム、ドロップなど 
 

お菓子の知識を深めよう♪


 
今回は、歴史的背景や材料・作り方に基づいた「和菓子・洋菓子」の分類と、「生菓子・半生菓子・干菓子」の違いについてご紹介しました。
 
言葉はよく耳にするものの、詳しい意味が分かっていなかったという方は、ぜひこの記事をお菓子づくりやお土産選びの参考になさってください。
 
お菓子の違いや分類をしっかり押さえて、お菓子についての知識を深めていきましょう♪