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生クリームとホイップクリームは別のもの?
ケーキのデコレーションやチョコレートのガナッシュなど、お菓子作りには欠かせない生クリーム。
けれどもスーパーの製菓コーナーに行くと、値段もパッケージも異なる生クリームがずらりと並んでいます。
たくさんの商品を店内で目の当たりにして、「一体どれを選んだらいいの?」と迷ってしまうことはありませんか?
生クリームを大きく分けると、動物性と植物性の2種類。さらに商品名も「生クリーム」と「ホイップクリーム」と異なっています。
ではお菓子作りに使うためには、この2つをどのように使い分ければいいのでしょう。
今回は、動物性・植物性の生クリームの違いをご紹介。お菓子作りが趣味の方なら、ぜひとも知っておきたい知識が満載です♪
生クリームとは?
生乳や牛乳を原料とした、乳脂肪分18%以上のもの。
これが「動物性の生クリーム」と呼ばれているものです。
それ以外のものは、商品名に「生クリーム」と記載することはできません。
少量の植物性油脂や添加物を含んでいるだけでも「生クリーム」の規格外となってしまうのです。
動物性の生クリームは、乳脂肪分の割合によって適した用途が異なります。
一般的にプリンやムースなどの製菓用に使われるのは、乳脂肪分が35~38%のもの。
泡立てて使用する際には、乳脂肪分が高い40%以上のものが適しています。
一方で、乳脂肪分30%以下の低いものは、コーヒークリームなどに使用。
作りたいお菓子があるときには、生クリームの乳脂肪分をチェックして上手に使い分けてくださいね。
ホイップクリームとは?
スーパーには、コーン油、綿実油、大豆油、ヤシ油などの「植物性油脂」に乳化剤などを加え、クリームのように加工した製品が多数出回っています。「ホイップクリーム」として生クリームと同じコーナーに並んでいたり、お菓子教室でも「植物性の生クリーム」と呼ばれたりします。
けれども、すでにご紹介したように、生乳を原料としていないこちらは正確には「生クリーム」ではありません。
商品名には「ホイップクリーム」「フレッシュクリーム」などと書かれていて、動物性の生クリームと同様、泡立てて使用することもできます。
選ぶ際には商品名をチェックしてみてくださいね。
生クリームとホイップクリーム、その違いは5つ!
生クリームとホイップクリームを見分けることができるようになっても、お菓子作りには一体どちらを使うべきなのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。
実際に使ってみて、その使用感に違いは出るのでしょうか?
ここからは、生クリームとホイップクリームを実際に使用した際の違いについてご紹介♪
価格が違う
生クリームとホイップクリームの違いで、まず最初に目に留まるのが価格の違い。
生乳を原料とした生クリームは、全体的に価格が少々お高め。
それに対してホイップクリームの原料となる植物性油脂は安価なため、こちらは比較的お手頃な価格設定になっています。
乳製品の価格が高騰している最近では、その差はさらに歴然としてきています。
味が違う
価格が違うとなれば、次に気になるのはやはりお味。
生クリームは何といっても、風味やコクが豊かです。
スーパーなどでは、乳脂肪分の濃度が異なる生クリームが数種類販売されていることも。
乳脂肪分が多いほど、濃厚で深い味わいを楽しむことができます。
一方で植物性のクリームは、さっぱりとした軽い味わいが特徴的。
コクや風味は生クリームに劣りますが、その分マイルドであっさりした味に仕上げることができます。
色が違う
ケーキのデコレーションに使用すると、動物性の生クリームはクリーム色に近い色合い。
ケーキの仕上がりは上品でシックな印象に。
対して植物性のホイップクリームは、ミルクのように真っ白な色が特徴的です。
イチゴなどのフルーツで彩りを添えると、さらに華やかな印象に仕上がりますよ。
泡立ちが違う
動物性の生クリームを泡立てると、みるみる状態が変化していきます。
最初は液体だったクリームにだんだんとろみがついて、さらに泡立てるとピンと角が立つようにしっかりと泡立ちます。
ところが、そこからさらに泡立て続けると、乳脂肪分と水分が分離してぼそぼそとした舌触りに。
最終的には乳脂肪分のかたまりが出来て、バターとなってしまうのです。
このように、液体から固体への変化が激しいのが生クリームの大きな特徴です。
一方、ホイップクリームはというと、泡立てても変化は緩やか。
泡立てすぎても、生クリームのようにぼそぼそとすることはありません。
初心者さんにも扱いやすいのが、ホイップクリームの長所といえるでしょう。
ただし、その分泡立てに時間がかかるので、時間に余裕を持って作ってくださいね。
賞味期限が違う
動物性の生クリームの消費期限は10日ほど。
鮮度も味に影響する動物性の生クリームは、買ったらできるだけ早く使い切りたいところ。
それに対して植物性のホイップクリームは2ヵ月ほど日持ちします。
買い置きをするなら、植物性のホイップクリームを選ぶのが正解ですね。
お菓子やシーンに合わせてクリームの材料を使い分けて♪
なめらかな口当たりと濃厚な風味が特徴的な、動物性の生クリーム。
さっぱりとした味で賞味期限も長く、初心者さんも扱いやすい植物性のホイップクリーム。
どちらも一長一短ですが、お財布とも相談しながら、作りたいお菓子やシーンに合わせて上手に使い分けたいですね♪
いつもとはひと味違うケーキを作るなら、バタークリームもおすすめです。
生乳から脂肪分だけを分離させたバターに砂糖や牛乳を加えて混ぜ合わせ、なめらかなクリーム状にしたバタークリームは、濃厚でリッチな味わいが特徴。
使用するバターの種類や加える糖分の量によって、口どけや美味しさも変化。作り方次第で色や形も変えられるのが、バタークリームの良いところです。
そんなバタークリームを使うと、カラフルで可愛いフラワーケーキも簡単に♪
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