「私も作ってみたい、と思ってもらえるように」お菓子でアート作品を生み出すYuyu先生(ケーキデザイナー)インタビュー

 
「お菓子でアート作品を作る」ことを活動の軸として、ディスプレイや雑誌の表紙用のケーキ・アイシングクッキーの作成からご自宅でのワークショップまで、幅広く活躍されている人気ケーキデザイナーのYuyu先生。
 
今回はそんなYuyu先生のこれまでの歩みについて、インタビューさせていただきました。
 
先生がケーキデザイナーを志したきっかけや、人気クリエイターだからこそ苦労されたこと、そして気になる今後のお話など。盛りだくさんの内容をお伝えしていきます♪
 


ケーキデザイナー
Yuyu (Yu Matsushita)


2015年、英国ロンドンにてケーキデコレーションを習得。ディスプレイ用・撮影用コンフェクショナリーを製作するかたわら、神奈川県川崎市にてYuyu’s Cake Academyを運営。ケーキデコレーション、アイシングクッキーからマカロンまで幅広くお菓子によるアートを体現している。

yuyu_cakes Instagram
YUYU CAKES official page

ケーキとの出会い

 
本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、先生がケーキデコレーションと出会ったきっかけを教えていただけますか?
 
6~7年前にワーキングホリデーでイギリスに渡ったとき、現地の可愛いカップケーキに感動して「これを作りたい!」と思ったことです。当時は保育園で働いていたので、最初は本当に趣味で始めました。
 
そこから教室に通ったりして、2014年からは自分でもワークショップを開くようになりました。
 

 
趣味で始めたお菓子作りが今ではお仕事になっているというのはすごいですね。
 

自分でもお仕事にできるとは思っていなかったので、ありがたい限りです。
 
でもとにかく好きすぎて、2015年にはケーキデザイナー一本でやっていくと決め、その年のうちにロンドンにケーキ修行に行ったりもしました。
 
お菓子作りを続けていける確証があったわけでもないのに、完全に勢いでしたね。
 
そうなのですね。その決断は難しくなかったのでしょうか?
 
もともと人がやらないようなことをするのが好きということもありますが、高校生のときに亡くなった父の影響も大きかったです。その44年の人生が消えていくのを目の当たりにしたときに、「人生一度きりなら悔いのないように生きたい」と強く思いました。
 
たとえ失敗して路頭に迷ったとしても、好きなことができたなら後悔しないだろう、と。
 

トップクリエイターならではの苦労

 

 
実際にケーキデザイナーとして活動を始めてみて、大変なことはありましたか?
 
うまくいかないことばかりです!七転び八起き、いえ、体感的には百転び八起きくらいしています(笑)。
 
少し前と違って今はたくさんのクリエイターさんがいて、お客様にとっても選択肢が増えています。
 
しかも、インターネットで美しいものを目にすることが日常となった世の中で評価していただくので、とてもハードルが上がりました。最初はそこに全然気が付けていなかったのですが、最近やっと気が付いたんです。
 
そんな中でどうやって生徒さんに来ていただいて、満足していただくか。それを常に探求しては実行する、試行錯誤の毎日です。
 

 
百転び八起きですか(笑)
 
ほぼ転んでますよね(笑)。
 
正直、辛くて辞めたいと思ったことは何度もあります。万人受けしないものを作っているという自覚があるので、それがいけないんじゃないかと…。
 
でも万人受けを考えれば考えるほど、何も作れなくなってしまって。才能がないならやめたほうがいいんじゃないかと思ったこともありました。
 
ただ、自分自身に対しては負けず嫌いなので、転んだときにはすごく悔しくて。そこで諦めるのではなくまた立ち上がる力をつけるために、必死に勉強中です。
 
先生のようにトップを走る方でも、やはり苦労されていることはあるんですね。今後の展望についてはどのようにお考えですか?
 
トップだなんて本当にとんでもないです。私はとても不器用で、毎回禿げを作りながら頭をひねってようやくデザインが浮かぶという感じなので。
 

 
今後についてですが、遠くの将来のことより目の前のことに一つ一つ丁寧に取り組み、生徒さんやお客様の笑顔をたくさん見ることができたら嬉しいです。
 
そして欲を言わせてもらえば、10年後もこのお仕事を細く長く続けていて、「あの頃は大変でがむしゃらだったな」と笑っていられるようになりたいですね。
 

人を喜ばせることは人生のエンターテインメント

 
生徒さんのことを一番に考えていらっしゃるのですね。
 
たくさんの選択肢がある時代に自分を選んでいただいて本当に感謝しかないですし、ガッカリさせたくないという気持ちが大きいんです。
 
大変なところもある分、生徒さんに喜んでもらったり、嬉しいことがあったら、私の喜びも何倍にもなります。
 
人に喜んでもらうことが、ご自分の喜びにもなっていると?
 

 
みなさん、お休みの日には趣味や好きなことをして癒されることで、毎日のお仕事も頑張れるのだと思うんです。
 
それと同じで、何と言うか、生徒さんやお客様の喜ぶ姿が私の癒しになるので。
 
ピアニストだった父の仕事仲間の方が、「お父さんはどんな小さな仕事でも全力で取り組んでくれて嬉しかった」と言ってくださったことがあるのですが、そのとき自分もそんな風に言っていただけるように仕事を頑張りたいと思いました。

オンラインでのレッスンも

 

 
MIROOMでのレッスンは、なぜ始めようと思ったのでしょうか?
 
色々な事情があって教室には来られないけれど、私のレッスンを受けたいと言ってくださる方に、どうにかしてお応えできないかなと思って。ちょうど動画でのレッスンを考えていたところだったんです。
 
ただ、販売できるようなクオリティの動画を作ることは一人では難しくて…。
 
だからお声がけをいただいた時は真っ先にやりたいと思いました。
 
今後はどのようなレッスンをされていきたいですか?
 
作る喜びを体感していただけるレッスンを行っていきたいです。
 

アイシングクッキー

Valentine’s Day Date Look(レッスン動画のページは画像をクリック)

 
あとは、「アイシングクッキーって名前は聞いたことあるけど…」という方がまだ大勢いらっしゃると思うので、単に「作り方を教えます」ではなくて、初心者の方でもオシャレで綺麗なものが作れるようなレッスンを提供していきたいと思っています。
 
オンラインレッスンのほうでは、みなさんが何を学びたいと考えているかを自分なりに研究し、本当に見たいと思ってもらえるようなレッスン動画を制作していけたらと考えています。
 
本日は貴重なお話をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!

MIROOM MAG編集部から

 
今回のYuyu先生へのインタビュー、いかがでしたか?
 
ご自身の仕事を心から楽しんでいるからこそ、先生はトップクリエイターとして輝き続けていらっしゃるのですね。
 
そして、華やかで可愛らしいお菓子たちが出来上がるまでには、生徒さんの満足度を第一に考える先生のストイックな努力がありました。
  

 
分かりやすくて丁寧なYuyu先生のレッスン、MIROOMからぜひチェックしてみてくださいね♪