ガトーショコラとブラウニーはどう違う?チョコケーキの見分け方

実は種類豊富なチョコレートケーキ


チョコレートケーキには、代表的なものだけでも14種類以上あるということをご存知ですか?
 
見た目も味も似ているものが多い中で、特に混同されやすいのが、ガトーショコラとブラウニー。
 
チョコレートケーキを手作りした際に「これってどっちだろう?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。
 
一体、二つの違いはどこにあるのでしょうか?
 
ガトーショコラでもブラウニーでもないけど、よく見かけるあのケーキの名前は?
 
今回は、ガトーショコラとブラウニーの見分け方から、主なチョコレートケーキの種類までをご紹介します。
 

ここが違う!ガトーショコラとブラウニー


ガトーショコラとブラウニーはどちらも濃厚なチョコレートケーキ。
 
ご家庭によくある材料を使って混ぜて焼くだけで作ることができ、手作りレシピも人気ですが、明確な違いはあるのでしょうか。
 
まずはガトーショコラとブラウニーの違いについてご紹介します。
 

由来の違い


ガトーショコラは元々フランス語。
 
「ガトー」は「焼く」、「ショコラ」は「チョコレート」の意味です。
 
つまり「焼きチョコレート」となり、フランスではチョコレートケーキ全般を指す言葉。
 
日本で「ガトーショコラ」というと、フランスの伝統的な方法で焼き上げたチョコレートケーキを指します。
 


それに対し、ブラウニーはアメリカ生まれ。
 
チョコレート色を指す「ブラウン」が語源となっています。
 
考案されたのは1893年、シカゴ万博がきっかけ。
 
「女性向けのお弁当に入る小さなケーキが欲しい」という依頼を受け、シカゴにあるホテルが考案したのだそう。
 
ナッツ類をたっぷり入れるのは、オリジナルレシピからの伝統。
 
さらにアプリコットソースをかけるのがオリジナルの食べ方なのだとか。
 

卵の使い方の違い


同じチョコレートケーキとは言っても、ガトーショコラとブラウニーでは作り方も異なります。
 
最も大きな違いは卵の使い方。
 
ガトーショコラでは卵を黄身と白身に分けて、白身を泡立ててメレンゲにして使います。
 
それに対しブラウニーは卵を全卵のままチョコレートなどの材料と混ぜ合わせて作るのです。
 
ブラウニーではメレンゲは使いません。
 

薄力粉の割合の違い


レシピをいくつか比較してみると、薄力粉の分量にも差があると分かります。
 
レシピによっても異なりますが、ガトーショコラの材料はチョコレートと薄力粉がおおむね5:1の割合。
 
一方ブラウニーはチョコレートと薄力粉が3:1の割合。
 
ガトーショコラのほうが薄力粉は少なめなのです。
 

形の違い


ガトーショコラとブラウニー、現在では様々な形のものがあり見た目で区別がつかないこともありますが、本来は形も異なっています。
 
ガトーショコラはホールケーキ型を使って焼き上げますが、ブラウニーは平たく焼いて四角に切り分けるのが一般的。
 
ブラウニーは元々携帯用のケーキとして開発されたものなので、小さく切る必要があったのです。
 
ガトーショコラはフォークを使って食べるのに適したケーキ、ブラウニーはクッキーのように手でつかんで食べることもできるケーキです。
 

味の違い


実際に食べてみると味はどう違うのでしょうか。
 
卵白に空気を含ませてメレンゲにしているガトーショコラは、ふんわりしっとりした食感が特徴的。
 
ブラウニーはメレンゲを使わないので、比較的どっしりと重めの食感に焼き上がります。
 

そのほか人気のチョコレートケーキ

ガトーショコラでもブラウニーでもない、あのチョコレートケーキの名前は?
 
似ているようで違うチョコレートケーキの種類はまだまだあります。
 
ここからは、そのほか有名なチョコレートケーキの特徴についてご紹介していきます。
 

フォンダン・オ・ショコラ


フォンダン・オ・ショコラも、ガトーショコラと同様フランスのチョコレートケーキ。
 
フォークを入れると中からチョコレートが溶けだしてくるのが特徴。
 
中まで火を通さずに作ることで、とろりとしたチョコレートの濃厚な味わいを楽しむことができます。
 

ザッハトルテ


バレンタインでも人気のあるザッハトルテは、周りをチョコレートでコーティングしたチョコレートケーキ。
 
もともとはオーストリアの代表的なお菓子で、菓子職人のフランツ・ザッハが考案したことからその名前がつけられたのだとか。
 
チョコレート生地の間にあんずのジャムをはさむのが鉄板です。
 
とにかく濃厚な味わいから、「チョコレートケーキの王様」とも呼ばれることも。
 

オペラ


何層にも重なった断面が美しいのは、オペラと呼ばれるチョコレートケーキ。
 
もともとはフランスのオペラ座にちなんで作られたのだとか。
 
ビスキュイ、バタークリーム、ガナッシュ、コーヒーそれぞれの風味が重なり合う、ほろ苦い大人の本格派チョコレートケーキです。
 

ジャーマンケーキ


ジャーマンケーキは、バタークリームを挟んだチョコスポンジケーキの上にココナッツフィリングを塗ったもの。
 
「ジャーマン」と言ってもドイツではなくアメリカのケーキです。
 
ココナッツのシャリシャリした食感とチョコスポンジのハーモニーが絶妙。
 
あまり聞き慣れない名前ですが、実は沖縄ではポピュラーなケーキなのだとか。
 

それぞれの味の違いを食べ比べてみて♪


スポンジ生地の作り方から間に挟むクリーム、デコレーションなど、それぞれに異なる特徴があるチョコレートケーキ。
 
人気のチョコレートケーキの見分けがつくようになれば、洋菓子屋さんでケーキを選ぶのがさらに楽しくなりそう。
 
様々なレシピを試したあとには、ご自身でアレンジを加えてまだ名前のないチョコレートケーキを作ってみてもいいかもしれません♪