立体切り絵ってどんなもの?人気作家が切り出す世界を覗いてみよう

立体切り絵の世界

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ご存知の通り、切り絵とは、紙とはさみさえ揃えれば手軽に始めることのできるハンドクラフトの一種。
 
子ども向けの工作と思われがちですが、切り絵作家たちが生み出す芸術的な作品に、近年大きな注目が集まっているのです。
 
切り絵、と聞いてみなさんが思い浮かべるのは、一枚の紙をはさみで切り抜いて作る平面的な作品ではないでしょうか?
 
今回ご紹介するのは、ずばり「立体切り絵」。
 
「切り絵なのに立体ってどういうこと?」
 
百聞は一見に如かず。今回は、国内外で活躍する人気作家による作品をご紹介していきます♪

海外でも人気!話題の切り絵作家たち

 
それではさっそく、今をときめく切り絵作家が切り出す世界を覗いてみましょう。
 
今回は、SouMaともだあやの濱直史カジタミキという4人の切り絵作家をクローズアップ。

SouMa

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まず最初にご紹介するのは、立体切り絵というジャンルを確立し一躍有名になったSouMaさん。
 
著書も多数出版。メディアにも引っ張りだこの彼女は、今や世界中からの熱い視線を一身に受ける立体切り絵作家です。
 
島根県出身で、小学生の頃に初めて切り絵に出会ったというSouMaさん。
 
当時から変わらない制作スタイルのポイントは、下絵や設計図をもたず、すべての作品を自らの感性のままに仕上げるところ。
 

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なんと、美術やデザインの専門学校に通ったことも、誰かに師事したこともないというから驚きですよね。
 
また、すべての作品は貼り合わせることなく、つながった一枚の紙から出来ているのだとか。
 
一枚の紙をカッターで自在に切り出す様子は、まるで魔法のよう。
 
火や水を使ったり、紙の層を薄く剥がしたりと、固定観念にとらわれない自由な作風も魅力です。

ともだあやの

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鳥や魚といったナチュラルな切り絵作品を得意とするのが、続いてご紹介するともだあやのさん。
 
切り絵だけでなく、粘土やフェルト作品の制作もしているという多彩な方です。
 
紙の質感や素材の見せ方にこだわっているという彼女の作品は、触れることさえためらってしまいそうに細やかな細工が魅力。

 

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柔らかな色合いの色紙が、まるでレースのように細かく切り出されていることが分かります。
 
ミリ単位の優れた技巧によって完成した作品たちからは、命が吹き込まれたかのような躍動感が感じられますね。
 

ともださんは個展の開催やオンラインでの作品販売も行っているので、気になる方は公式アカウントをチェック。
 
「日本独自の心を紡ぐような、温かみのある作品」を目指しているという彼女の作品は、疲れた心をほっこりと癒してくれるはず。

濱直史

 
3人目にご紹介するのは、折り紙などに切り絵を施すスタイルで人気を集めている濱直史さん。
 
長野県を拠点に活躍されている濱さん、切り絵制作をスタートしたのは2011年のこと。
 
切り絵の新たな可能性を模索しているうちに、立体切り絵に出会ったのだそう。
 
こちらは、なんと京都西陣織で作られた折り鶴。
 

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そうです、濱さんが切り絵を施す素材は紙だけではありません。
 
西陣織や友禅などの着物生地を切り出して制作される作品には、和を愛する心が詰め込まれていますね。
 

日本で古くから親しまれてきた切り絵と、日本ならではの文化。それらを掛け合わせると、これほど魅力あふれる作品に。
 
和の伝統に触れながら遊び心も散りばめた濱さんの作品は、海外からも高く評価されていますよ。

カジタミキ

最後にご紹介するのは、Paper Cutting Artistのカジタミキさん。島根県出身の、現代芸術家です。
 
切り絵を絵画としてだけでなく、様々な分野に活かしていきたいと語るカジタさん。
 
その言葉通り、彼女の持ち味は何といっても、作品のバリエーション。ハイヒールやヘアアクセサリー、ドレスまで切り絵で制作してしまう技巧には、目を見張るものがあります。
 

中学一年生のときにデザインナイフに出会ったカジタさん。切り絵の技巧は、すべて独学で習得したものだとか。
 
本格的に切り絵の世界に足を踏み入れてからは、個展を開催したり、立体切り絵の著書を出版したり、図案を発売したりと多忙をきわめてらっしゃいます。
 

従来の切り絵のイメージとは似ても似つかないモダンなデザインは、現代芸術家という顔を持つカジタさんならではのもの。
 
これからも切り絵の可能性はさらに広がっていくだろう、そんな予感を確信に変えてくれそうな作品です。

広がり続ける切り絵の可能性

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ごくシンプルな工程から出来上がる、繊細で独創的な作品たち。
 
紙という素材ならではの危うさが、立体切り絵をより美しく見せてくれるのかもしれません。
 
一体どのようにして制作されたのか、眺めるほどに謎が深まる傑作ばかり。
 
気になる作品を見つけたなら、さっそく切り絵の世界に足を踏み入れてみませんか?
 
子どもだけでなく大人をも魅了するアートに、きっと興味が湧いてくるはず♪