【デコパージュ】革製品への転写もOK♪アンティーク調革小物の作り方

 

ペーパーや布を自由に貼るデコパージュとは

 

 
デコパージュとは、家具や小物などに、紙や布などを貼る装飾工芸です。
 
17世紀ごろにフランスで始まったといわれ、フランス語の「切り抜く」が語源となっています。
 
専用のりであるデコパージュ液で貼りつけ、トップコートで仕上げます。
 
デコパージュ液は100均でも手に入ります。専用ペーパーもありますが、ペーパーナプキンを使っても。
 
簡単に手に入る材料で、身近なものをオリジナル作品にアレンジできるデコパージュ。手軽なハンドメイドとして人気です。

 

革製品に転写も 小物が映えるデコパージュ

 

 
デコパージュといえば、布製品やプラスチック小物、木製品に貼るように思われていますが、革製品にも活用できます。
 
長年使って、ちょっとくたびれた小物を変身させたり、違う種類のものでも、同じ柄をデコパージュすることで統一させたり。
 
どのような柄にするのか、レースやリボンなどを追加しようか。
 
いろいろ考えていく段階が、ハンドメイドの楽しみですね。手を加えていくことで、お気に入りの一品を作ってみましょう。
 
ここでは、革製品にデコパージュした作品例をご紹介します。
 

ブランド風に

 

 
お好きなブランドのデザインをデコパージュしてみても素敵ですね。
 
デコパージュは、一部分に転写することも、全体に大きく貼ることも自由にできます。
 
お好みで使い分ければ、他にはないお気に入りの一品になるでしょう。
 

愛犬の写真を

 

 
大切なペットの写真をデコパージュしてみましょう。
 
写真を転写してスマホケースに貼れば、いつでも、いっしょにいることができますね。
 
デコパーツも貼れば、より楽しく華やかになります。
 
お友達のペットの写真をデコパージュして、プレゼントしても喜ばれることでしょう。
 

写真を転写するコツ

 
転写したい写真を用意します。そのままでもできますが、光沢のコピー用紙に印刷した方が扱いやすいです。
 
まず、写真を必要な部分だけカットします。貼り付けたい土台に合わせてサイズを決めましょう。
 
カットしたら、印刷面にデコパージュ液をまんべんなく塗ります。乾かないうちに何度か重ねて塗ります。
 
完全に乾いたら、ぬるま湯に浸けます。
 
5分~10分程度、水に浸けてから、取り出します。
 
デコパージュ液を塗っていない印刷面の裏側を、端から指で丁寧に剥がしていきます。
 
破れないように、やさしく扱ってくださいね。
 
丁寧にこすって、印刷面が透けて見える程度薄くなってきたら、乾燥させます。
 
完全に乾いたら、土台に貼り付けて完成です。
 
写真の表面(印刷面)にデコパージュ液をつけない場合に比べ、紙が破れにくく、しなやかになります。
 

布を貼る

 

 
ペーパーナプキンなど紙を貼るやり方が主流ですが、布を貼ることもできます。
 
布を使えば、子供向けのキャラクターもデコパージュできるので、お子様の入学・入園準備もばっちりです。
 
また、洋服や小物など、布を使ったハンドメイドがお好きな方は、どうしても端切れが残ってしまいますね。
 
マリメッコやリバティなど高価な布は、特にすみずみまで使いたいもの。
 
リバティプリントのタナローンは、生地が薄くてデコパージュに向いています。
 
残り布を使ってデコパージュすれば、無駄がありません。洋服や小物など、ハンドメイド作品とお揃いの革小物が作れますよ。
 

布をデコパージュするコツ

 
布は、ペーパーナプキンより厚みがあります。デコパージュ専用液をつけた時に、布のほうがよれにくく、破れにくいというメリットがあります。
 
また、ペーパーナプキンよりも、柄をはっきりと出すことができます。
 
さらに、布の質感も出せ、重ねて貼ることもできますので、立体的な作品を作ることも可能です。
 
ただし、ペーパーナプキンに比べて厚みがある分、布の端からはがれやすくなります。
 
布でデコパージュする時は、しっかりとデコパージュ専用液を塗って貼ることがコツです。
 
布は、糊がついていたり、水にぬれると縮んだりすることがあります。デコパージュする前に、一度、洗濯しておくと安心でしょう。
 
布にシワや折り目があると、布を貼る時によれたりしやすいです。アイロンをかけておくことで、きれいに仕上げることができます。
 

革へデコパージュのやり方は?

 

 
革にデコパージュする場合でも、専用の道具や液など特別な準備はいりません。
 
デコパージュ専用液は、プラスチックにも、革にも、同じように使うことができます。
 
薄いペーパーを全面に貼っても、写真などを一部に転写しても、自由自在です。
 
ただし、革ならではの注意点はあります。ここでは、やり方のコツをご紹介します。
 

革の地の色により見え方が変わる

 
革に限りませんが、デコパージュは薄いペーパー(または布)を貼りますので、土台の色に影響を受けます。
 
地の色が透けて、図案の色味が変わって見えることがあります。
 
革製品は、特に暗い色味の製品も多いので、ペーパーの色によっては図案が見えにくくなることがあります。
 
鮮やかな色の図案を生かしたいときは、明るい色の革製品をお選びになるといいでしょう。
 
アンティーク調に仕上げたい場合は、あえて色味を抑え、くすんだ感じにすると雰囲気が出ます。
 

シワに注意

 
二つ折りの財布やスマホケースなど、折り目部分にデコパージュするとシワが入りやすくなります。
 
全体的に貼る時は、折り曲げ部分を半分ぐらい広げた状態で貼ると、定着しやすいです。
 
さらに上から、全体的にトップコートを塗るときれいに仕上がります。
 
初心者の方は、一部分にデコパージュするところから始めると良いでしょう。
 

ヌメ革に注意

 
合成皮革に比べ、本革製品は、デコパージュ専用液を吸い込みやすいので注意が必要です。
 
本革でも、塗装がしてあるものは良いのですが、タンニンでなめしただけのヌメ革は、液の吸い込みや変色が激しいので、そのままではデコパージュに適しません。
 
最初は、扱いやすい合成皮革から始めると良いでしょう。
 

革小物をアンティーク調に仕上げるには?

 

 
合成皮革でデコパージュに慣れてきたら、本革で作品を作ってみましょう。
 
市販の小物に施しても素敵ですが、レザークラフト作品にひと手間加えても。
 
本革といえば、経年変化(エイジング)は、革製品ならではの楽しみですね。
 
使い込んでいくうちに、柔らかくなじみ、ヌメ革も艶もでてきてあめ色に変わり、いい味になります。
 
アンティーク加工すれば、経年変化のような質感を得ることができます。表面加工で、タンニンでなめしたヌメ革にもきれいにデコパージュできますよ。
 

革のアンティーク加工(ウォッシュ加工)

 
革を水で濡らすだけで、簡単にエイジング加工ができます。
 
革は水にぬれると、シミ、色落ち、型崩れなどを起こすので、一般的には水に濡らさないように注意されています。
 
逆にいえば、水に濡らすだけで、シミができたり、色落ちしたり、型崩れなどのアンティーク感を出すことができます。やり方をご紹介します。
 
1.革を水に浸します。革の色が変わり、しっかり水が浸み込むまで濡らしましょう。革が硬い場合は、少しつけておきましょう。
 
2.水から引き上げ、軽く水気を拭きます。革は濡れると柔らかくなるので、手で曲げたりして形を整えましょう。
 
3.風通しの良いところでしっかり乾燥させます。濡れている間は形が変わりやすいので、乾くまではあまり触らないようにしましょう。
 
ウォッシュ加工は、革の種類によっては効果が出にくいこともあります。最初に革の端を濡らして試してみるといいでしょう。
 

革のアンティック仕上げ(アンティック染め)

 

 
革の表面に染料を塗ることで、アンティーク調に仕上げることができます。
 
代表的な染料に、レザークラフト「アンティックダイ(コードバン)」や「アンティックフィニッシュ」があります。
 
アンティックダイは、レザーコートで下塗りする必要があります。
 
アンティックフィニッシュは、アンティックダイよりも硬めで、油分を含みしっとりと仕上がります。
 
ただし、アンティックフィニッシュは、アンティックダイより色落ちしやすいです。レザーコートやレザーフィックスなどで仕上げると、色止めになります。
 
染料を使う際は、各工程でしっかり乾燥させることが大切です。
 

アンティーク加工した革にもデコパージュを楽しもう

 


 
スマホケースやパスケース、財布などふだん使いの小物でも、デコパージュすれば、印象が一新しますね。
 
慣れてきたら、大切な方へプレゼントしてみてはいかがでしょう。
 
革製品なら、ハンドメイド作品でも、男性にも抵抗なく使ってもらえるでしょう。
 
そんな時はデコパージュと一緒に、手作りカードを添えてみるのもおすすめ。
 
こちらではアンティーク風押し花カードや、革小物にぴったりな可愛いハンドメイド作品作りが学べます。
 
お相手のイニシャルや好きなロゴなど、贈る方の好みに合わせてデコパージュしてみてくださいね。