コロッケとクロケットの違い!由来・ルーツ・世界6カ国の味を解説

 

世界中で愛されるクロケットってどんな食べ物?

 

 
皆さん「クロケット」をご存じですか?
 
見た目はコロッケにとても良く似ていますが、材料や作り方が微妙に違います。
 
実は日本の人気料理であるコロッケは、このクロケットに由来していると言われています。
 
またクロケットは世界中に広がり、その地域ごとに独自の進化をしてきました。
 
クロケットがどんな料理なのか、その歴史や由来、コロッケとの関係について詳しく解説します。
 
また世界中の多種多様なクロケットもご紹介します!

 

クロケットとは?コロッケとの違いは?

 

View this post on Instagram

@mijinko1217がシェアした投稿 – 2018年12月月12日午前3時19分PST

 
クロケットとは肉や魚、野菜などの材料にベシャメルソース(ホワイトソース)を和えて形成し、小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げた食べ物です。
 
フランスが発祥だと言われており、前菜や付け合わせとして食べられています。
 
コロッケとの大きな違いは、じゃがいもを使っていない点であり、パン粉を付けて揚げるという点は共通しています。
 
どちらかというと、日本のクリームコロッケによく似ています。
 
コロッケが派生してクリームコロッケができたと考えがちですが、実はクリームコロッケが先だったんですね。
 

クロケットの名前の由来は?

 

 
クロケットの名前の由来には有力なものが2つあります。
 
1つはフランス語で「バリバリ音を立てて噛む」という動詞を表す「croquer(クロケー)」が語源になっているという説です。
 
クロケットを食べる時に、衣がパリパリと音がすることに由来しています。
 
もう1つはスポーツのクロケットに使う道具の形に似ているからという説です。
 

実はフランス生まれの洋食「コロッケ」

 


 
今では日本の食卓に欠かせない存在であるコロッケ。
 
お惣菜として身近に売られており、日本人の国民食とも言えるコロッケですが、実はフランスのクロケットが派生してできた料理です。
 
コロッケは日本独自の和食料理であるイメージが強いですが、もともとはフランスの料理を日本風にアレンジした洋食料理なんですね。
 

コロッケのルーツ

 

 
コロッケのルーツを辿ると、フランス料理のクロケットに辿り着きますが、正確にはクロケットはオランダから日本に伝わりました。
 
日本よりも先にフランスからクロケットが伝わっていたオランダでは、フランス風のクロケットを改良し、挽き肉を混ぜて作るようになりました。
 
これが日本に伝わり今のコロッケになりました。
 
そのため当時はオランダ料理という認識だったようです。
 

明治時代から日本独自に進化

 

 
クロケットがオランダから日本に伝わったのは明治時代です。
 
当時迎賓館だった鹿鳴館で、フランス風のクロケットに近いクリームコロッケが出されたのが初めてだと言われていますが詳細ははっきり分かっていません。
 
明治時代には、文明開化の流れと共に外国の文化が数多く入ってきました。
 
西洋料理の多くも、この時日本に伝わりました。
 
日本人は西洋から入ってきた料理を、日本流の洋食として改良し、新たな料理がたくさん生み出されてきました。
 
コロッケもその1つです。
 
当時の日本では乳製品の加工技術が普及していませんでした。
 
また長崎でじゃがいもが多く栽培されるようになっていたこともあり、生クリームの代わりにじゃがいもを入れたコロッケが作られました。
 
1887年(明治20年)に刊行された文献には、「コロッケ」という名前が初めて登場しています。
 
当時は今のような庶民の料理ではありませんでしたが、大正時代に入るとジャガイモのコロッケが安価で手に入るようになり、日本中に広まっていきました。

 

各国で違いあり!世界のクロケット全6種類

 
クロケットは日本のみならず世界中に広がり、その地域ごとに形を変えて愛されています。
 
そこで世界のクロケットをご紹介したいと思います。
 

フランス

 

 
クロケット発祥の地であるフランスでは、魚や肉を入れたクリームコロッケのようなものが主流です。
 
魚を入れることが多く、サーモンを玉ねぎやマッシュルームと一緒にベシャメルソースで和えてパン粉を付けて揚げた「クロケット・ドゥ・ソーモン」などが人気です。
 
他にも卵を入れたり、マカロニを入れたりしたクロケットがあります。
 
形は円柱形をしているものが多いです。
 

オランダ

 

 
日本にクロケットを伝えたと言われるオランダにおいても、現在でもクロケットが日常的に食べられています。
 
食事というよりもスナックとして食べられることが多く、フライドポテト屋やカフェの軽食メニューとして売られています。
 
ミンチにした牛肉をクリームソースに混ぜ、パン粉を付けて揚げたものです。
 
マヨネーズを付けて食べるのが一般的です。
 
オランダでは小腹が空いた時に食べるものとして人気のクロケット。
 
なんとクロケットの自動販売機があり、駅や広場に置いてあるそうです!
 
熱々のクロケットが食べられるため、とても人気があります。
 

イギリス

 

 
イギリスのクロケットの歴史も古く、日本にクロケットを伝えたのはイギリスだという説もあります。
 
ジャガイモを主食としてよく食べるイギリス。
 
ジャガイモの種類も多く、マッシュポテトやフィッシュアンドチップスをはじめ、イギリスの食卓には欠かせない食材です。
 
そのためクロケットにももちろんジャガイモが使われています。
 
マッシュポテトに鮭やカニの身をほぐして揚げたものが多いようです。
 
見た目は小さめの丸型をしています。
 

スペイン

 

 
魚介の消費量が多いスペインでは、クロケットにも魚介がたっぷり使われています。
 
玉ねぎとニンニクをオリーブオイルとバターで炒め、そこにエビや白身魚を合わせます。
 
そこに小麦粉、生クリーム、牛乳を加え、俵型にまとめて衣を付けて揚げます。
 
日本のカニクリームコロッケに似ていますね。
 

ポルトガル

 

 
ポルトガルでは塩漬けのタラを干物にしたバカリャウがよく食べられます。
 
そのためクロケッテにもバカリャウが入っています。
 
「クロケッテ・デ・バカリャウ」と呼ばれます。
 
またポルトガルではお肉を使った「クロケッテ・デ・カルネ」もあります。
 

バングラデシュ

 

 
ヨーロッパだけでなく、バングラデシュにもクロケットが存在します。
 
「アル・チョプ」と呼ばれ、ベンガル語で「ジャガイモのクロケット」という意味です。
 
すり潰したジャガイモに唐辛子、揚げ玉ねぎを混ぜて揚げたものです。
 
比較的日本のコロッケに近く、おやつとして食べられています。
 

日本のコロッケは和食ではなく洋食!

 

 
いかがでしたでしょうか?
 
クロケットとはフランス発祥のクリームコロッケのようなもので、日本のコロッケの元となった料理なんですね。
 
クロケットは日本に伝わった後、日本人の好みや当時の状況に合わせて、日本ならではの進化を遂げました。
 
日本生まれの和食と考えられやすいコロッケですが、実は西洋文化と共に伝わった料理をアレンジした、日本生まれの洋食だったんですね。
 
昔から家庭料理として親しまれているコロッケなので、和食と勘違いされやすいですが、もとはフランス産まれだなんて驚きです。
 
クロケットは日本以外にも様々な国に伝わり、それぞれ独自の進化を経てきました。
 
入っている具材に違いがあることから、クロケットを見るだけで各国の食文化がわかって面白いですね♪
 

クロケットもコロッケも♪世界の料理を楽しもう

 

View this post on Instagram

@panusabooがシェアした投稿


クロケットとコロッケには切っても切れない深い関係があります。
 
海外に行った際には、その土地のクロケットを試してみるのも面白いかもしれませんね♪
 
美味しいコロッケやクロケットを見つけたら、手作りパンに挟んで食べてみるのもおすすめですよ♪
 
「手作りパンってどうやって作ればいいの?」「簡単に作れるパンのレシピを知りたい!」と思われた方は、ぜひこちらをご覧ください。
 
こねずに作れる基本のパン生地や、ちぎりパン生地の作り方を今すぐご自宅でマスターできますよ♪
 
インスタでも人気の著名な先生たちが詳しくレクチャーしてくれるので、ビギナーさんでも安心して取り組んでいただけます。
 
基本的なパン生地のレシピを覚えれば、あとはこんがり焼き上げて野菜とコロッケを乗せるだけ。
 
ふかふかの焼きたてパンとホクホクの揚げたてコロッケは、相性抜群。手軽に作れて満腹感もあるので、朝食やお子さまのおやつにもうってつけですね。
 
おかずにもおやつにもなるコロッケ&クロケット。ぜひこの機会に手作りパンに挑戦して、さらに美味しく召し上がってくださいね!