初心者さん必見!盆栽で使う道具と盆栽の始め方

盆栽を始めたいと思ったら


大人の趣味として古来から安定した人気を誇る盆栽。
 
リラックス効果も高く、狭いスペースでも手軽に緑を楽しむことができると、最近は都会に住む若い方の間でも人気を博しています。
 
「盆栽に興味はあるけれど、どうやって始めたらいいのか分からない…。」
 
今回はそんな方のために、気軽に盆栽を始める方法と必要な道具をご紹介します。
 

樹を入手しよう


盆栽を始めようと思ったら、まずは盆栽に使う樹を入手するところから。
 
ゼロから樹を育てたり苗から育てることも可能ですが、初心者さんにおすすめなのは、ある程度成長した樹の手入れを楽しむ方法。
 
市販の盆栽は、インターネットやホームセンター、園芸店などで手に入ります。
 
選び方のポイントは、健康な樹であること。
 
葉が青々としていて、根が幅広く広がっているものを選びましょう。
 
反対に葉が黄色や茶色に変色しているもの、根が片方に寄ってバランスの悪いものは避けた方が無難。
 
ご自身の感性に耳を傾けて「これだ!」というものを見つけてくださいね。
 

盆栽で使う道具を揃えよう


次に必要なのは盆栽に使う道具。
 
最近では、必要なものが一式揃っている初心者用盆栽セットも出回っています。
 
ここではそれぞれの道具の用途を、使用頻度の高い順に解説します。
 

盆栽鋏(ぼんさいばさみ)


盆栽鋏(ぼんさいばさみ)は2mm以下くらいの小枝の剪定や、芽摘や葉刈りに使用します。
 
サビに強いステンレス製がおすすめです。
 
切れ味が悪いと、盆栽が傷む原因になってしまうことも。
 
切れ味のいいものを使用しましょう。
 

ピンセット


ピンセットは葉を取ったり虫を取ったりするのに使います。
 
素手ではできない細かい作業が楽になりますよ。
 
小さな雑草を抜くのにも便利です。
 

又枝切(えだまたきり)


枝元から剪定したいときや3mm以上の太い枝を切りたいときには、又枝切(えだまたきり)を使います。
 
又枝切でも切れない太さの枝を剪定するにはのこぎりが必要。
 
場合に応じて使い分けましょう。
 

鋸(のこぎり)


又枝切でも切れない太い枝を切る必要が生じたときは鋸(のこぎり)を用意しましょう。
 
ご自身の盆栽の大きさに合った刃渡りの、手になじむものを選んでください。
 

針金


針金にはアルミ製と銅製があります。
 
銅製の方が強度が強く、針金掛けには銅製が適しています。
 
太いもののほうが強度がありますが、細いほうが作業は楽。
 
枝の太さによって使用する針金の太さも変わるので、様々な太さの針金を揃えておくといいでしょう。
 

針金切(はりがねきり)


針金を必要な長さに切ったり、かけてある針金を外すときには針金切を使います。
 
枝に針金をかけて樹形を整える針金掛けには必須。
 
また、植え替え時に樹を固定するときにも針金を使用します。
 

盆栽台


盆栽台とは、どの方向から見ても美しく仕立てるために使う回転テーブル。
 
また、普段から盆栽の下に置いておいて、日当たりによって向きを変えるという使い方もあります。
 

ジョウロ


ジョウロから出る水の勢いがあまりに強いと、苔や土が流れてしまう恐れがあります。
 
水をかけることができるジョウロを選びましょう。
 
盆栽全体に水がまんべんなく行き渡ります。
 

噴霧器(ふんむき)


病害虫の予防のため、葉に水を噴射するのに噴霧器(ふんむき)が必要。
 
また、病害虫にかかった時も噴霧器で薬剤を散布します。
 

肥料


盆栽には「置き肥」という固形の肥料が一般的。
 
樹を購入する際に適した肥料を一緒に購入しておくと便利です。
 
肥料の代わりに植物活力液を使用することも。
 
ご自身が使いやすいものを用意しておきましょう。
 

殺菌殺虫剤


病気を見つけたら早めの対策が必須。
 
病気や虫の駆除、予防剤を前もって用意しておくと安心です。
 

樹を管理しよう


樹を購入したら、適切な手入れをしてまずは樹を大切に育てましょう。
 
剪定の時期が来たらカットして楽しむことができます。
 
慣れてきたら針金掛けなどの樹形づくりにもチャレンジしてみてください。
 

水やり


水は植物に必要不可欠なものですが、水のやり過ぎも良くありません。
 
夏場は一日2回、冬は一日1回を目安に。
 
土の表面が乾いたら、鉢の底から水が溢れるくらいたっぷりと与えてください。
 

消毒


水やりだけしていると、病虫害が発生しやすくなってしまいます。
 
アブラムシやカイガラムシ、毛虫などが繁殖してしまうと、葉が欠けたり弱ったりして見た目も良くない上に、最悪の場合は枯れてしまうことも。
 
またカビや雑菌によって葉が病気になると、あっという間に全体に広がっていきます。
 
定期的に消毒薬を散布して病気や虫を予防しましょう。
 

肥料を与える


肥料は盆栽が成長期に入っている春と秋に与えます。
 
肥料はたくさん与えればいいというものではなく、与えすぎも植物には良くありません。
 
夏冬は盆栽が休眠期に入っているので、肥料は不要。
 
4月に一度肥料をやって、6月頃すべて一度取り除き、9月になったら再び肥料を与え、12月に取り除く。
 
これを繰り返せば問題ありません。
 

剪定


盆栽は、自然の風景を樹と土、器で表現する芸術作品。
 
不要な枝を取り除き、美しく樹形を整える剪定は一番の醍醐味ですね。
 
しかし芸術といわれるだけあって、そう簡単に理想通りにはいきません。
 
不要な枝を切ると、翌年には枝が暴れてもっと不要な枝が増えてしまうことも。
 
一つの樹と長く向き合って、加減を覚えていきましょう。
 


剪定には樹によって適期があります。
 
樹の購入の際に調べておくといいでしょう。
 

 

まずは樹を育てよう


樹も生き物なので、しっかりと世話をしていれば人工物にはない美しい姿を見せてくれます。
 
「盆栽」と言うと敷居が高く感じるかもしれませんが、気負う必要はありません。
 
まずは一つの樹を大切に育てるところから始めてみてはいかがでしょうか。